2005/06/30 『WE WILL ROCK YOU』 @新宿コマ劇場
タイトル:『WE WILL ROCK YOU』
日時:2005年6月30日
会場:新宿コマ劇場
脚本・演出:BenElton
音楽:QUEEN
…を観てきた。出演者とか記したってワカンナイから記さないでいいスか?
サブタイが『THE MUSICAL by QUEEN and BenElton』ってなってるンだけども、
一般にイメージする『ミュージカル』とは少しズレがあるかな、と。
主役は『QUEENの楽曲』なワケですよ。もう、楽曲には凄いパワーがあるから、
文句のつけようがない。コマ劇、音凄いよかったし(大改装されてたよ)。
うーん。何から書けばいいンだろう…。
《エンターテイメント》としては、凄くレベルの高い作品だった…とでも書くか。
あのね、ハッキリ云えば《ウズメ》でしたw
「歌(QUEENの超有名曲ばかり)」「ダンス」「芝居(小ネタ満載)」「映像」
「生演奏」「派手な衣装」…もう構成要素は完全に《ウズメ》なのですよ。
ミュージカルっつか、レビューつか、《エンタメ》なの。や、オモロかったよ。
キャストの「歌」は…巧かったと思います。もちろん「生演奏」もね。
まぁ、保守的なQUEENファンが聴いたら否定するのかもしれないけどさw
そりゃ「フレディが歌ってない」ってだけで、全くの別モノですから…。
そーゆー人は、10月の来日も観に行かないンでしょうなw 気持ちは解る。
でも今回の「Bo Rap(ボヘミアン・ラプソディ)」の「♪let me go~」とかの
生合唱は本人とかそういう問題じゃなくて迫力あったし、盛り上がったよ。
で「物語」はB級SF。もう、まさにロッキーホラーショウ並。いや、以下か(笑)。
けど、いいの、いいの。ソコは気にしなくて。始まった途端にオチまでわかるし。
で「芝居」っつったって、外人の演技の巧い下手ワカンナイじゃん。
ソレよか「字幕」にかなりチカラ入れてたね。凄い「意訳」…いや「超訳」か。
その世代のヤツしか気付かないよって「シブがき隊」の歌詞を引用してみたりw
「ジタバタするなよ!世紀末が来るゼ!」って、明らかにソレなんだけど…
しゃべってる英語、本当にそういう意味なのか? …って感じ。オモロいんだけど。
もう、超小ネタ満載なの。盛り込まれたギャグも、凄い「日本仕様」なのよ。
ソコらへんがまたなんともVちゃんの「くだらなさ」に似てるンだけどさw
ただ、星になったロックスターが出てくるトコに、尾崎やhideがいるのはどうだ?
まぁ、サービスのつもりなんだろうけどさ。客はちょっと引いてたよ。
けど、やったね尾崎!ロックスターとして認められたンだね(笑)。…てトコか。
「ダンス」は特別うまい感じはしなかったけど…。振り付けはオモロいのがあった。
「衣装」と「セット」は凄い金かかってました。なんかニヤニヤしちゃったよ。
あと、この前ディズニーシーに行った時も「アラジン」かなんかで感じたンだけど
「映像」が舞台上のキャストと絡むンだよね。普通に。ツーウェイなの。
今回は視線がキャストの動きを追う程度だったけど…映像単体じゃないのね。
ディズニーシーの方はソレ(3D映像)がキャストに触ってたからビックリしたよ。
まぁ『WE WILL~』に関していえば、楽曲が全部パワーあるんで、とにかく飽きない。
で、会場内(座席)で飲食できるのよ。ソレが大正解。飲みながら観るの、最高!
後半なんかだんだんオモロくなってきちゃって「いやっほぅー!」とか云っちゃうの。
なんだろ。もっと大雑把に云えば、MCが芝居がかったライブってトコかね。
しかし「ロッキーホラー~」もそうだし、ウズメちゃんも辛いトコだったけど、
会場(観客)を巻き込もうというのは、日本じゃ不自然に感じる瞬間があるし、
相当難しいよね。なんか、わざわざ「立ッテクダサーイ!」とか云われてもねぇw
つかソコは「スタンダーップ」でもイイだろうがよ。ガイジンノニホンゴよ。
それにしても、リピーターも多いようで、後半はそれなりの雰囲気が出来上がってた。
劇団四季の『マンマ、ミーア!』とかも、こんな感じなんだろうね。雰囲気は。
ま、アッチは演者は日本人だし…こんなに下世話じゃないにしても。
今回は、衣装も含めて『ロック』の下世話さがウズメをイメージさせたのかも。
因みに、アンコール最後の曲については、日本語でバッチリ野次っといたよ。
『こらっーーー!ソレはQUEENの曲じゃねーだろぉぉぉ!』ってw