makonythm

まだまだ止まらないBEAT。mako2のリズム。2003年から続くアレコレ。

出会いネ クライネ

B000NJL41W.01._SCMZZZZZZZ_V43472621_.jpg結局、もらったサンプル盤が通常盤だったため『紅盤/斉藤和義』の初回盤を予告通りちゃんと購入(まぁ、DVDを買ったと思っても安い)。 で、ついでに今回ヘビーローテーションになってしまっている「ベリーベリーストロング~アイネクライネ~(紅盤M-1)」のコラボ企画たる短編小説『アイネクライネ(伊坂幸太郎)』が収録されてる「papyrus(4月号/幻冬舎)」も購入してしまいました。 以前「重力ピエロ」を読んで、別に他の作品を読む気もなかったのですが…どうにも「ベリーベリーストロング~アイネクライネ~」が、どーゆー風に作られたのか気になって、読みましたよ、伊坂幸太郎
ご本人も同誌で「恋愛小説は苦手」と云ってましたが…まぁ、恋愛小説っていうか、普通の「なにげない物語」でした。いや、もう本当に日常のスライスっぽい(とはいえ「出会い」がテーマってなってると「いや、そりゃベタ過ぎ」って感じたりもするんですけど…まぁ、無い事じゃないか、みたいな)。土曜の午後にテレビつけて偶然見ちゃった短編ドラマ、みたいな。パラリと読むにはいい感じでした。でも、ゼロから設定して「普通の誰かの物語」を書くってのは、なんかやっぱり凄いよなぁ、とも思ったり。 どうやら今回の「カバー&コラボ企画アルバム」制作にあたり『斉藤和義ファンを公言している伊坂幸太郎に、斉藤側が「作詞をしてくれ」と依頼したところ「作詞は出来ないが、テーマに沿った短編小説は執筆する」として、書き下ろされた短編小説「アイネクライネ」を斉藤が読んで、それを元に作詞・作曲した』というコトらしい。 だから、ストーリー(シーン)の設定やキーワードは伊坂幸太郎の作品から参照されてるわけですが、ドコをどう切り取って、メロディ(を作って)乗せるかってのはせっちゃん(斉藤和義/学生の頃「SEXしたい」ばかり云ってた彼のアダ名で、今もファンにはそう呼ばれているのデス)のお仕事で、まぁ、かなりオリジナル曲に近いコラボ曲ってワケでした。や、それにしても斉藤和義の才能(というか…)は凄いと思いますよ(まぁ、物足りないファンもいるだろうとも思いつつ)。 で、同誌には対談とかも収録されてたンですが、その時点では「小説が書きあがってて、曲が出来てない」というキャッチボールの途中での対談で、その後、せっちゃんが「あの曲」を書いたってのが、久々に(以前ご一緒した時以来!)、せっちゃんの「お仕事」を覗き見したみたいでオモロかったなぁ、と。 しかし、いつも思うのですが…「小説(読むのに数十分とか)」「芝居(観劇2時間とか)」「ゲーム(プレイ時間数時間)」とかと「楽曲(4分とかの詞と曲)」は並列なんだなぁ、と。もちろん楽曲になると要約されてるというか、細かいエピソードなんかは削ぎ落とされてるンですが、同じテーマだと(まぁ、当たり前っちゃ当たり前か)、終わった後に、大まかには《同じ感情が残る》もんなんだよなぁ、と。だから全部「楽曲」でイイじゃんって話じゃないンだけどね…。 そういった意味で、ケラとか宮藤官九郎とか「舞台人が音楽やってる」のってオモロいデスよね。…て、あんまり関係無い話か。あー。またダラダラと書き散らかしちゃったよw