makonythm

まだまだ止まらないBEAT。mako2のリズム。

それさえもおそらくは平穏な日々

倅が1歳になりました。いろんな方からお祝いのメッセージやらプレゼントやら頂きまして…感謝しております。2年連続で誕生日は快晴で、今のところ名前負けしてないです(さて、何歳まで記録更新できるやら)。知らなかったンだけど、9月20日って「空の日」なんだって(って、どうやら去年も聞いたらしいが憶えていません)。因みに、今月末までは倅生誕一周年キャンペーン中です。

で、先週どうにか時間を作り、渋谷gallery LE DECOで『虎のこプロデュース公演 タイムトラブル齢30』を観て来ました。それも、同じ演目で演者違いの2本立て(Bチーム/Dチーム)。ある意味、未だウズメちゃんの追っかけっぽい…違うンだけど。

虎のこプロデュース公演『タイムトラブル齢30』@渋谷gallery LE DECO

[作・演出]

金子 裕

[出演]

Bチーム=西 慶子(虎のこ)/色羽 紫(サルメ)/皆福百合子(虎のこ)

Dチーム=菊地麻利子(虎のこ/ex.UZUME)/泉 真琴/貝藤菜穂子(虎のこ)

同一脚本(以前、劇団で上演した3人芝居の再演/当時は男版・女版の2チーム)を、6チーム(男3人が3チーム・女3人が3チーム)で、ギャラリー空間(キャパ40弱くらいかなぁ)にて、テレコ上演(1日3公演)する、という…「劇団虎のこ」のプロデュース公演。

因みに、今回mako2の観た2チームは「Bチーム(お目当てはサルメの色羽紫嬢)=女・ジャスト30歳」「Dチーム(お目当てはexウズメの菊地麻利子嬢)=女・アンダー30歳」なんだと特設ホームページに書いてありました。そうだっけ?少しサバ読んでないか?…とか(笑)。まぁ、いいとして。その他には「男・ジャスト30歳」「男・アンダー30歳」「男・オーバー30歳」「女・アラウンド30歳」のチームがあるとの事。

ストーリーは所謂『タイムスリップもの』で、タイトルや、特設ページでのキャッチ(『30歳、そのときは誰にでも訪れる』『友人と会社を立ち上げた3人、30歳という節目を迎えた年、当たり前のように彼(彼女)らに訪れていた時間が、何の前ぶれもなく、突如、故障する。突、如。故障スる。』)やチーム別にされた解説などから受けるイメージ程「30歳」というキーワードには強くこだわっていないように感じました。まぁ、僕の理解力が足りないだけかもしれないけど(女バージョンしか観てないしね)。ストーリー自体はわかりやすく、毒でも薬でもない「短編の日常的なSF」というか…「世にも奇妙な物語(テレビドラマ)」や「それさえも おそらくは 平穏な日々たがみよしひさ)」といった感じ。破綻する事もなく、普通にイイ。

今回は、2バージョン観たワケですが、まぁ、確かに2タイプ以上観れば「役者の個性による表現法の違い」は観る事ができるなぁ、と。どうやら、性別や年代で若干の設定の違いがあるみたいなのですが…男性チームを一回も観ていないから具体的にはワカリマセン。ファッションやアイテムの使い方も含めて、うまいこと微調整されているのでしょう。

今回観たチームでは、どちらかといえば安定感があったBの方が好みかな。でも、前に観た本公演なんかを観る限り「もう少しできるメンバー」だと思ってたンで、少々残念な部分もありました。色羽紫嬢はサルメイクもせず、日常を演じていたワケですが…まぁ、普通でしたよ。共演者との実力のバランス的にも、良くも悪くも普通でした。当然の事かもしれませんが、サルメでやってる方が輝いてます。Dは(先に、そこそこ演じたBを観てしまったからかもしれないけど)、どうも微妙な間が良くなく、明らかにセリフを追ってしまっているように見えたり。まぁ、どちらのチームも『演者のキャラでカバーしていた(というか、きっとソコを見せる作りなんだろうけど)』から、全くつまらなかったというワケじゃないンだけど、逆に出演者を知らずにランダムに1バージョンだけ観るのは、あまりにも役者のキャラに頼ってるだけに「賭け」だよなぁ、と。

因みに、両チームの主役たる西慶子嬢(B)と菊地麻利子嬢(D)は、明らかに西慶子嬢の方が演技は上手く、キャラもなかなか強いンだけど、勝負(勝ち負けじゃないけど)的には「ドロー」だったように感じました。いや、演技的にはうまくなくても、菊地麻利子嬢は「虎のこ」で育んできたであろう「絶叫系オカルトキャラ」を巧妙に使い(とうか、どうもそういう役ばかりな気がするが)、安定感は無いものの、とにかく(お客さんに対して)攻めてたンですよ。あと、共演者3人のバランスもあったりするンだけど(BはDよりもアベレージが高かったからね)。まぁ、しかし狭いギャラリー空間で、あまりにも大きい声でやられちゃって、壁に反響して何云ってンのかわかんなくなっちゃったりもしてたンですけどね、Dチームは。

時間とお金があれば、全バージョン観てみたい気もするけど…トータル9時間/6本/13,000円は、無いかなぁ。けど、少なくとも男性のバージョンをひとつ観てみてもよかったかなぁ。で、なんとなく思ったのは、中途半端に役者の個性に頼らず、全バージョンに違う演出家をたてれば、もっと面白かったかもしれないなぁ、と。だって、作・演出の金子氏は自分も出演する(Aチーム)上に、全ての演出をしてたワケでしょ? 確かにご本人は凄い試みだとは思うけど…そうなると各チームに対する「演出」というよりも役者の個性を重視して、いかにチームに差を出すかでしか無くなるよなぁ、と。ワカンナイけど、設定(雑居ビルのオフィス)上、今回の会場って凄くリアルな場所だったンだから、演劇的に演じさせないで、某文学誌で対談してたような最近の劇団たちみたいに淡々と普通の会話で繋いでいく演出があってもいいのかもしれないなぁ、とかさ。

しかし、今回の面白さは『誰が演じても通用する脚本である』ところなのかもしれないから(…劇団によってはガチガチの「あてがき」で、その役者じゃなきゃ面白くないなんて脚本はいっぱいあるからね、あれくらいの規模の劇団だと)、そういう意味ではよくできてたのかもしれないかな。まぁ、普通といえば、全てが余りにも普通過ぎたんだけど。が、そんな脚本なのですが…ただ、一応のストーリーが収拾した後、ラストの台詞で「オチてない」のが一番残念だった。何の余韻も与えないのか、と。かと云って、突き放すワケでもなく…なんか安くなっちゃって非常に残念だったなぁ、と。夢オチ的な残念さでした。

どうも、最近「残念」続きで、昨日、縁あって観に行った『たこまわせ/鉄割アルバトロスケット下北沢駅前劇場』も、なんだか残念な印象でした。凄い無理して時間作って行ったのに。いや、もう既に「演劇」ではないのだけど…不条理コント(馬鹿パフォーマンス)の連発というか…それにしても、勢いもありそうで無くて、秩序は無さそうであって…個人的な好みである『ロックな感じ』があるだけに、なんとも残念な感じでした。メンツも悪くなかった(kiiiiiiiの田山雅楽子嬢が出てたのには驚いた。美人!)のですが…なんとも言葉にしづらい残念さ。ビール2本飲んでも、あまり笑わせてもらえずに、途中の暗転毎に軽く居眠りいたしました。一応、次の公演も観に行ってみようとは思いますけど。