makonythm

まだまだ止まらないBEAT。mako2のリズム。2003年から続くアレコレ。

セッションしよう。

さて、今夜は『TOY#6』です。今回、オレナイターDJズの(勝手に決めた)お題が「タイトルにロックorロクがつく曲」という事で、いろいろ考えたのですが…まぁ、今回もB2Bでひとりアタマの持ち時間が4分とかなんで、そんなに突っ込めないンですけどね。とりあえずmako2は「5曲+オマケ」としてみました。今年も1曲平均1分切ってます。が、去年が6曲(実質9曲分のネタ)+オマケだったので…ちょっと自分に負けた感じ(いや、曲数多く突っ込みゃイイってもんじゃないけど)。事前に今回欠席予定のオレナイターyuza(mako2一門真打)と話して「今回出られないだろうyuzaの意向も汲んで、キミの選んだ曲を使うよ!」と云ってた曲は、結局1曲しか、それもオチとしてのワンフレーズしか使えませんでした。いやぁ、仕込んでるうちに「なんか違う」って流れになっちゃったのよ、ゴメンよ、yuza。 更に、今回事前にyuzaに指導いただいて再導入した秘密兵器(秘密でもなんでもない音楽ソフト)を使って仕込みを始めたのですが、なんか「ちゃんとデキ過ぎちゃって、やっぱりツマンナイ」という、前回導入を中止した理由と同じ理由で、後半は結局「いつものヤリ方」にシフトしてしまいました。なんか、やっぱプロっぽいソフトって、本当にちゃんとまとまっちゃって、勢いで仕込んだ時特有の『変なグルーヴ』が出ないンだよね。まぁ、でも「部品作りには使えるなぁ」という感じはあるので、たまには使いたいと思います。 今回みたいにチームで出るのって(まぁ、そんなに機会があるワケじゃありませんが)、やっぱ「飲み会(俺夜)」としての「トータル色」というか「他と比較して、どう見えるか」ってのをちゃんと出したいンですよ。まぁ、オレナイターズが普通にB2Bしただけでも、個人のカラーが強いンでセッション感は出るンですけどね。でもまぁ、今回は特に友人の周年企画で「お祝い」ですからね、普通にやったらあまりにもグダグダなんで、ちゃんと最低限(自分たちだけの)ルールを決めて臨もう、と。まとまりだけは演出しよう、と。だもんで、お題を決めて、ちょっとした事前の打ち合わせ(順番とか大まかな流れとかについて)もする、と。それでも、リハするワケじゃないンで、最終的にはちゃんと即興に近い「セッション」になるンですけど。…まぁ、そもそも会場内の空気(雰囲気)を読んで自然に流れを作って行くのが本物のDJだとすれば、かなり強引に空気を支配しようとする方向なンで…どこまで行っても「俺夜流」なんですけどね(笑)。まぁ、DJでセッションっつったって我々はHIP HOPみたいに「ターンテーブル4台で同時に」とか、そんなンじゃなくて、たかだか「交互に選曲して繋いでいく」ぐらいですからねぇ。技術より雰囲気とかとんち重視。まぁ、ソレが俺夜流、と。 因みに、音楽でセッションとかっていうと、クラシックな楽曲をコピーしてるってのも観るけど、やっぱFreeJazzみたいに基本フレーズがあって、アドリブでやりとりしていく感じは見てて楽しかったり感心したりするじゃないですか。でも、音楽的に難しくなってきちゃうと、そこそこ普段音楽を聴いてるヤツでもわかりづらいっちゃあわかりづらい部分もあるワけで…ナニゴトもそうだけど、知識や好みの違う誰もが「同じだけ楽しむ」のは難しい。つか、そんなに音楽に興味の無い人が、そういったFreeJazzから入るってのは、結構ムズカシイか(逆に「そういうもんだ」と変に知識があるヤツよりズバッと入るって事もあるだろうけど)。 でね、昨日観に行ったのが、2年前に「パワーエッグ」っていう、ホラ、去年ラ・サプリメント・ビバが優勝した「エンターテイメントバトル」みたいなイベント、アレで一回観た「東京コメディストアj(TCSj)」っていうインプロ集団(という表現でイイのか?)。 インプロってのはエチュードっていうかアドリブっていうか「即興劇」なんだけど…まぁ、ソレが見事に「芝居セッション」だったンですけどね。ある意味、音楽のセッションよりわかり易い。こりゃ、普段「演劇」とか観に行くのにハードルがあると感じている人なんかにゃピッタリの入門篇。つか、厳密には「ちゃんと脚本・演出がある演劇」とは別物なんだろうけど。前に「パワーエッグ」で観た時は、明らかに会場がアウェイだし、限られた時間でルールの説明から丁寧に見せていくのは凄い不利な状況だったし…個人的にはオモロかったけど、あの時期で、お客さんを巻き込んで行くヤり方に「果たして、この方法に未来はあるのか?」と思ったのも事実ですが。 しかし、今回のホームゲームを観に行ったら、これがかなり楽しめたンで、再評価。酒が飲めて、食事が出来て、気軽な感じでアレが観られるってのはイイですよ。演劇だけど演劇じゃない。でも、ちゃんと演劇。会場がクロコダイル(老舗のライブレストラン)だからイイのかね(つか、Shisui Deuxでも成立する企画です。是非、ご検討を!>Deux)。 いやぁ、もっと早く確認しに行くべきだったなぁ。で、今回観たのが「S-1(多分、Sは即興のS)」って対戦形式だったンだけど、ルールも単純で、かなりよくできてる。本当に余興っぽいンだけど、いくつも観るうちに、ちゃんと「上手い」と「下手」がわかるし。全て即興だって意味では、今ちょっと気になってるアクトラッシュ(シナリオが決まっている演技による格闘戦)よりも、かなり「ライブである意味」がある見世物だなぁ、と。脚本が決まってて、ソレに対する捕らえ方の人それぞれとか、関係無いしね。それに、プロレスみたいに、ちょっと背景にある物語(シリーズ中で、何故、現在、その得点なのか、とか)や、キャラの持ち味が見えてくると(もちろん芸風やルックスも含めて)、誰かに入れ込んで応援したくなるのもイイ。長く見れば、目の前で演者が育って行くのも見えるし…今なら「こーゆーエンターテイメント」も、ちゃんと理解されるだろうな、と。なんか、やっと「時代が追いついた」感があるンじゃないでしょうかね、TCSjのようなものに。 因みに、僕が知らないだけで、世の中には既に結構インプロ劇団ってあるみたいなんだけど、TCSjは、ちょっと調べて出てきた他のインプロ劇団よりアタマひとつもふたつも出てるように思います。メジャー感(というかエンタメ感というか)がある。全然「世間標準」クリアしてる。ちょっとこれから時間が許す限り観に行っちゃう感じ。酒の肴には最高の見世物でした。 さて、なんかダラダラ書きましたが…ちょっと早いけど、一杯ひっかけて『TOY#6』行ってきます。会場で、トークセッションしましょう。