makonythm

まだまだ止まらないBEAT。mako2のリズム。2003年から続くアレコレ。

判断の基準

もう半月経っちゃった。週イチくらいのペースでは更新したいなぁ、と思っているのですが…やはり、ちゃんと仕事して遊んでとやってると、そうまくいかない。つか、毎日長文を更新してる人ってのは凄いね。まぁ、相変わらずダラダラなmako2でスミマセン。 仕事がとんでもない濃度になっておりまして、もう、依頼内容とかスケジュールとか、普通じゃ考えられないような仕事が、それも、いっぺんに何本も重なりまして…同時多発テロか、と。ジャック・バウワー気分で乗り越えていたワケです。どうにか乗り越えた自分の運を褒めてやりたい。運も実力のうちだものな。1/3は全くお金になりませんでしたが、残りはまぁ、作業分くらいにはなったかな、と。なかなか大変ですわ。 こーゆー仕事(どーゆー仕事なのかは、知ってる人だけわかればイイのですが)してると『著作権』とか『肖像権』の話は必ずついてくるのですが…て、ここまで書いて気付いたけど、この日記を書く画面に『気をつけよう著作権』なんてガイドボタンが出来てるよ!とうとう、こんなところにまで。 でね、まぁ、あんまり詳しくは書けないンだけど、所謂「流行語」的なものを引用(またはパロディ化)した表現について、その言葉をメディアで使う代表とされるタレント(ちょっとボカして説明すると、ちょっと古い例えだけど「どんだけー!」っていったらIKKOさん、とかさ)の所属事務所に「こんな企画なんですけど、使ってイイですか?」ってお伺いをたてたりしたンですよ、仕事で(つか、何屋さんだって話ですけど…まぁ「なんでも屋さん」ですよ)。で、そもそも「許可とか必要なのか?」って話なんですけど。 もちろんそんな事を訊かれた方の事務所も困惑するワケですが…いろいろなトコにいろいろな言葉について訊いてみた結果、最終的には、当たり前だけど『言葉自体に権利は無いので、どうぞご自由に』ってトコに落ち着くのね。当然っちゃ当然なんだけど。しかし、これも当たり前だけど「ギャグ(持ちネタ)」も著作権とか取れないんだよね。あと「振り付け(動き)」とかさ。まぁ、そんなもんに権利が発生しちゃったら大変な事になるンだろうけど。 でも、本とか映画の題名とかになると、かなり微妙で、もちろん「全く同じ」はダメになったりするよね、きっと。そこまでは想像がつく。で、じゃあ「その中のセリフ」とか「キャラ名」とか「タイトルのパロディ」とかは?ってなった時、まぁ「言葉」の部分だし、権利なんて発生しなさそうじゃん(SMAP×SMAPみたいなキャラを使った悪ふざけじゃないしさ)。しかし!法的には問題ないところを、敢えて『答えはNO!やってくれるな!』と言ってきた会社があったんですよ、一社。それも「多分、法的には問題ないし、イケる」で見切り発車した後、トントン拍子でその案にオチそうになってた最後の最後に、ですよ。まぁ、詳しくは書けないンで…ゴニョゴニョ…な感じなんですが、とにかく、こちらとしては『そんなところを規制されるのはオカシイ!』と(まぁ、他の事務所の話もありつつ)ちょっぴり思ったンですが、なんにせよ、複数あるうちのどれかは許可してもらわないと、大変な事になっちゃう。もう、時間は無いし、切羽詰ってるし。そしたら、大きい会社が動く、動く(笑)。 まぁ、その他の苦労話は割愛しつつ…。で、さすがに大きい会社のお力もあり、最終的には複数ある中のひとつで了解いただけたんですが(ホントに安心した)、その許可された案ってのが、個人的には内心「こりゃズバリに等しいし、難しいだろう」と思ってたヤツだったのね。で、その後『法的には問題ないのに、NGとした理由』と『許可された案がオッケーだった理由』を聞いたンですよ。そしたら、その理由ってのが『パロディについては、混同されて「本物」に対して誤認が生じる恐れがあるからNGだ』と。で「コレは通らないだろう」と思ってたヤツに対しては『「うろ覚え」的な表現に、直接的な害があるとは思わない』って。目から鱗。いうたら『猿の名前、チュー・バッハ』なんてのはダメだけど『猿の名前は、チュー・バッ…なんだっけ?』とかって表現だったらオッケー、と。 なるほど!凄い!さすが、敢えて法的な事を無視してまで『NG』と言っただけあって、ちゃんとした理由。納得。やはり「敏腕」とされる人はいろいろ考えてるンだなぁ、と、ちょっと感激しましたわ。…て、あれ?そんなに感激するような話じゃない? いやいや、法律がどーのとかじゃなくて、どこまでも『作品を守る』という判断基準って、本当に作品を愛している人だなぁって、さ。失礼だけど、こちらはビタイチそういう考え方はしてなかったもん…。いやぁ、本当にイイ話だと思ったんだけどねぇ。 ま、そんな事がありました。時間の都合で今日はこれまで。