makonythm

まだまだ止まらないBEAT。mako2のリズム。2003年から続くアレコレ。

『ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987』

小さな約束を守るべく、滑り込みで観賞しました。入場料金2,500円は、あの青春の日々をくれたMother Enterpriseへのお布施。料金的にも映画じゃないけど、映画館にしては珍しく、上映中に何人も会場を出たり入ったりしてました。

 

 

画面の中には、17歳の時の空気。あの感じ。ボストン型のメガネ。デッキシューズ。ハイカットのコンバース。キースヘリングの絵のTシャツ。あの人、あの曲。細かく、いろいろ懐かしかった。

今回の映画には出演となっていないUP-BEATは「Kiss i...n the moonlight」が楽屋シーンでこっそり聴こえてきてたけど、前座のTHE HEARTと「鏡の中の偽りのFace」の小松康伸は、完全にカットでした。権利的なものでしょうかね、つか、なんとなく一番関係無さそうなイメージなのに。

昔ビデオテープが出回ってた、所謂「MOTHER ARTISTS EDITION」も観た事なかったから、全く初めて観る映像なんだけど「なにこの既視感?」と思ったら、アレね、同じく87年の8月5日・6日(たった2週間ほど前!)に広島でやった『Alive! Hiroshima1987 』とかなり出演者が被ってンですよ。アッチはツイスト再結成とかあって、NHKでやった特番のビデオは観すぎて擦り切れちゃった。

…とか、もう、どーでもいい心の引き出し開きまくっちゃって、いろいろ当時のニッポンのロックを語りたくなりまして、既に「観た」と言ってた友人を呼び出して、語りまくってやろう…としたら、全然関係ない思い出話に終始しちゃった。まぁ、いつもそんなもんですよ。けど、〆にはちゃんとJUICEでBOφWYの出演部分のみほぼフル尺で観ながら飲酒。しゃべり過ぎて喉が痛いです、今も。

で、目に焼き付いたのMVPは白井貴子でしょうかね。当時28歳なのに妙に老けてた白井貴子が、バックバンドCRAZY BOYSのギターもベースも漏電で音が飛んでしまい、コロガシも片付けられ、ぽつりと一人ステージに残されながらドラムと少々のキーボードの音だけで熱唱。その後、豪雨に開き直って白い衣装の上着を脱ぎ、バケツで水を被った時の、背中がクロスになってる黄色い薄いあの布の下の「貴子の、なんとなく昭和なおっぱい」が気になり過ぎました。で、バックバンドの音がちょっと復旧して歌ったのが、かの「Chance!」ですよ。「Chance!」のイメージ変わったわー。もう、トリの佐野元春が「SOMEDAY」を歌ってる時にも、ちょっと白井貴子(おっぱい)を思い出したりしました。

しかし、BOφWYの都有3号地でのライブ(これも当時NHKでオンエアにてた!)とか、初回のFUJI ROCK FESもそうだけど、天災にやられたライブって語り草で、後に「伝説扱い」になるよね。僕が実際に観に行ったライブだとインディーズフェスティバル’86とか、THE MODSとかSIONとかかな。ズブ濡れで、その時着てた服とかまで、凄く憶えてるもんなぁ。あ、全部野音だ。全部「いいライブ」だったし。

で、この『ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987』は、オンエア予定も発売予定も無いそうで、上映劇場も減ってきてますので、興味があれば。パンフも完売だった。でもさー、主題歌がウラニーノで、本編終了後、ウラニーノのPVが高画質で流れるのが、実にガッカリ。いや、これぞMOTHERクオリティなんですけどね、きっと。2,500円(先日の「MIWA」立見席と同額)払って、これですよ。…が、MOTHERだから、許す、かな。

大体タイトル、なんで『ベイビー~』なのかね。清志郎をイメージしちゃうのは僕だけですか?現場では誰もが『みんな大丈夫か!?』って言ってたのにね。など、つらつら。当長くなっちゃった。この件、まだ誰かと話したいわー。観なくていいけど、飲みに行こうよー。