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まだまだ止まらないBEAT。mako2のリズム。2003年から続くアレコレ。

『革命アイドル暴走ちゃん アジアツアー2015「Rebirth」オーストラリア凱旋ver.』@池袋あうるすぽっと

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革命アイドル暴走ちゃん、初体験。やっと観られた。凄かった。未だ感情整理中。言いたい事が渋滞する。けど、お持ち帰りグルーヴがあるうちに何か書きたいと思って、取り敢えずTwitterでは連続投稿。それでも、気持ちが落ち着いてから書き出すのに2日かかった。というか、逆にこの余韻の長さたるや。何度も思い出してうっとりするという…。

 

『革命アイドル暴走ちゃん アジアツアー2015「Rebirth」オーストラリア凱旋ver.』千穐楽。最高だった。素晴らし過ぎた。あー、初日から行ってたら、何度もリピートしちゃったはず。で、前にもこんなコトあったなぁ…と思ったら、10年以上前のUZUMEの時だ。あの時も、初めて観たのがサンモール公演の千穐楽。もう一回観たいのに!と思った。けど、その時は翌月から六本木morphのレギュラー「月のない夜」が始まったから、そのままに近いテンションでハマって行ったンだったなぁ…とかぼんやり。懐かしい。まさに「あの時代」にはマッチした温度感だったからなぁ…。当時、blog始めるきっかけにもなったし。あの「ひとでなしレビュー」とか「低温火傷」みたいな感じ、オモロかったなぁ…あの時は。その後、袂を分けたどちらもが時代のスピードや展開について行けてない感じになっちゃってるけど。惜しいですな。ま、その件は改めましょう。

 

チケットを手配してくれた友人から「とにかく完全防水で来た方がいい」とだけ言われておりまして、以前、雨天バイク用に買ったガチなカッパ(夜間走行用の蛍光黄色というド派手なカラー)を持参。会場階のエレベーターを降りたところからビニールシートで養生してあるという脅かしっぷりで、本当にドキワクだったのと「あうるすぽっと、本当に大丈夫なのか?」と不安になりました。というか、池袋あうるすぽっと、本当に素晴らしい箱。公共施設なのに。ありがとう、あうるすぽっと。これからも是非。

 

友人の説明で「大迫力が過ぎて嵐の中にいるような最前列(意外と水は頭上を通り過ぎる)」か「全体の状況を俯瞰で観られる後列(弧を描いた水が直撃)」の二択だったのですが、はじめては敢えての最前列を選択。折角だから巻き込まれたいじゃん。荷物を預け、裸足になり、会場履き(風呂場用シューズ)を履き、入場。

 

会場に入ると、完全養生された真っ白いスペースの壁三面に、のんびりしたおかしな旅行記録映像が映る、高さのない舞台。というか、舞台が一番低い場所。椅子が無くてすり鉢状というが段々になってる客席。コレ、水がどんどんケツの下に流れてくる仕掛けだよね。スマホ片手の饒舌なイケメン制作樺澤氏によるSNSリアルタイム読み上げなど止めどないトークや受付との二元中継。いろいろよくできてるなぁ。や、Twitterその場で呟きチェックもイイよね。小劇場前説のみんな、真似すりゃいいンだよ。こんなに客席があたたまる前説は初めて見た。それにしても、ただの制作じゃないよね、あのイケメンで芸達者。終いにゃ開演オシて「本日、本編35分・この客入れトーク40分、本編より長く喋っております」だもん。イカす!

 

で、始まるや、真っ白い舞台はあれよと言う間に極彩色の情報の渦に一変。晴前列は、まさに渦中。なんなんだ、これは!終演までの体感時間5分。終わってみれば夢のような体験。35人の男女、映像、音、言葉、文字、書、アジテーション、内緒話、握手、お願い、約束、紙吹雪、豆腐、若布、新聞紙、体液、水浸し、笑顔、スク水、放熱。ヲタ芸を以て観客を崇め、ラストは演者と客が完全に入れ替わる。お見事。感動。しかし、なんだこりゃ。後方ブースでダメ出しノートをつけ続ける二階堂瞳子嬢、演出バカ一代。打ち上げ会場でも朝までダメ出しするとかしないとか。昔、そんな人もいたようですが、こちらは天才かも。いろいろ惚れ惚れするわ。

 

しかし、さすがに最前列は渦中過ぎて全体のメッセージを拾いきれず。とにかく放心して眺めるしか。観る場所で受け取れる情報やメッセージが大きく変わるから、何度も観たくなる。今回のような「渦中」にさえ、何度も身を置きたくなる。35分のアトラクション時間。演者も観客も、ほぼ限界かなぁ。いい上演時間だと思います。

 

緊張と緩和。怒涛の舞台、終演後の放心から感動、興奮という流れで、物販にてDVD購入。Tシャツ売り切れ。そして、本人たちを目の前に浮かれてしまい、迂闊にも「チェキ童貞」を捧げてしまいました。ベビレちゃんとも撮った事なにのに!!やってしまってから気付く。責任とってください。まったくもう。

 

で、帰宅後、あの興奮を妻に伝え、一緒にDVDを観るも、驚く事に、爪の先ほども現場の空気が伝わらない。俺にさえ伝わらない。なんなんだ、これは!もう『現場で体験する』一択しかない、という、かなり特殊な舞台。とにかく観に行くべき。体験すべき。空席があるなんてもったいない!また観たい。早く観たい。友人を連れて通いたい。

 

…しかし、コレ、この興奮を僕は何回目まで感じて、どれくらいで慣れてしまい、どれくらいで飽きてしまうのだろう。いや、飽きさせない工夫ができるか、今後、どんな風に進化するかが革命アイドル暴走ちゃんのテーマじゃないかとも思ってみたり。応援してます。もちろん、また観に行きます。二階堂さんならきっとまだまだオモロくできるはず。がんばれ、暴走ちゃん!革命アイドル暴走ちゃん!!

 


革命アイドル暴走ちゃん Miss Revolutionary Idol Berserker / Gu - YouTube